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浜弥鰹節について

about

伝統を守り、時には変革を受け入れて次の世代に伝承していく。

浜弥鰹節株式会社はただの鰹節屋では終わりません。 
 
「鰹節屋にしか出来ないこと」ってなんだろう? 
祖父から伝統を受け継いだ三代目 木村忠司はいつも考えます。 
 
栄養があって美味しくて保存が効く、「鰹節」という叡智の結晶と正面から向き合い、 
その魅力や可能性をたくさんの人に知って頂くこと。 
そして、「鰹節」や「だし」文化を継承し、多角的な戦略と戦術を用いて次世代に繋ぐ(つなぐ)こと。 
 
それこそが浜弥鰹節の使命(ミッション)であり、そのために今何が出来るのかを木村は考えます。 

戦略と戦術

浜弥が考える「戦略」と「戦術」とは?
 
一般的なビジネス論にある「戦略」と「戦術」は以下の通りです。 
「戦略」 
 →企業にとって最重要な課題や問題点に対して現状の調査・分析し問題提起をした上で長期的に進むべき方向性を決めること。 
「戦術」 
→「戦略」を実現するためのプロジェクトを達成するための具体的な手段のこと。 
 
重要なことは「戦略」と「戦術」を実行をするには適切な「資源配分」が必要であること。 
そして資源とは以下の4つです。 
→「時間」「知識経験」「人」「お金」 
 
浜弥として、これらの「戦略」と「戦術」と「資源配分」をこう考えます。
「戦略」
それは「次世代への事業承継」と「人材確保」です。厚生労働省や経済産業省が毎年打ち出している「人口動態」から鑑みるに昨今で問題になっている「2025年問題」は鰹節業界にも甚大な影響を与えることは明確である為、従来の経営体制や労働環境のままでは、後継者・従業員不足により廃業を余儀なくされるからです。
「戦術」
①既存事業から派生させた新規事業を立ち上げて軌道に乗せて子会社化させる(並行して労働環境整備を進める)
②子会社化させた事業に「知識経験のある人」を雇用し、同時に生産性を上げて事業拡大をしていく。
③事業拡大の後は「資源」全て投資し会社をホールディングス化。
 グループ内企業で「次世代への事業承継」と「人材確保」を実施し、鰹節業界全体の革新と進歩を促します。
「資源配分」
・得意に集中するため、タスクを細分化し、「知識経験」ある「人」へのアウトソーシング活用
・事業拡大し、子会社化していく段階で子会社のリーダーを登用する為に、事業内容に精通している人材確保に
 「お金」と「時間」を配分していきます。 
・事業拡大の後は「資源」全て投資し会社をホールディングス化していきます。

伝統と革新

これまで、鰹節・乾物卸として顧客との関係を維持しながら、地道に商売を続けて行きましたが、年々人的資源の減少に伴う製造・物流業界が大きく縮小する危機が迫っており、鰹節業界でも例外ではありません。コロナ渦の中で決して多くはない資源をいかに配分しながら、昔ながらの鰹節屋の面だけではなく、「価値ある情報提供」をする企業として顧客にとって「必要な仕入れ先」になれるかが今後の生存戦略になると考えました。 
 
そこで、関西のコスパの良い鰹節の良さを関東方面のそば屋さんに広める為に「そばプロジェクト」立ち上げ、
元テレマーケティング経験者の女性や主婦の方を登用して完全在宅テレマーケティング営業を開始しました。 

そばプロジェクトを進めるにあたり、以下の3点で相互の利点があると仮説を立て、検証を繰り返してきました。 
・鰹節業界では新規営業に出向く習慣があまりなく、蕎麦屋側から見ると鰹節屋はプロという認識である。 
・そもそも食品業界のテレマーケティング営業は少ない、(女性からの営業電話の優位性) 
・蕎麦屋さん側からすると現状の仕入れ先倒産リスクの回避、比較検討の機会、情報を得れる 
 
結果として 、2022年2月から約1年半で約350件の新規顧客獲得と年商規模約3000万円の売上を計上することに成功しました。  
「テレアポ~サンプル配布決定~クロージング」まで「出向くことなく」完結させ、 
新規顧客獲得・取引継続させていくこのプロジェクトは鰹節業界ではほぼ初めての試みでした。 
コロナ渦で、ビジネス形態が変化していく中で、「インサイドセールス」を選択し、新規売上を継続して上げ続けることができたのは
今後の食品業界全体の活路に繋がると確信しています。 

これからの浜弥

鰹節屋の三代目としてだけではなく、1人の経営者として、 
次世代へ「和食」「だし文化」「健康」を守り・継承していく為に本業から派生した事業を興し、
拡大させていくことが必須だと考えます。 
 
10年間の「健康学」の講演活動を通して、鰹節の「香り」が未来の「食」に大きく貢献できることがわかり、 
世界中にないものを、作り出し、味だけではなく香りで食べる事を提供できれば、健康や満足感にも貢献できると考えました。 
そして、「食文化×健康増進のイノベーション(日本食、だしの可能性を世界へ)」を目指して
「香り」に特化したベンチャー企業「リアルフレーバー」を立ち上げました。 
 
また、経営者としての長年の経験から「新しいビジネスは飲食している場から始まる」という確信のもと、 
「鰹節」「香り」「和食」が多くの人たちのビジネスのパイプに繋がればと思い、
出汁や素材にこだわった和食店「食堂えそら」を出店することにしました。 
 
出汁や素材にこだわった和食店では、お客様の五感へ直接「鰹節・出汁の旨味や香り」実感してもらうことで 
「和食・だし文化」の大切さを味わって欲しいですね。 
また、「鰹節・出汁の旨味や香り」実感することは「リアルフレーバー」事業へのパイプ作りにも繋がると考え、
新しいビジネスのきっかけになればと思います。 

そして、2つの事業が相互にエンハンス効果を産み出すことでこれからの浜弥の事業基盤を構築していきたいです。 
 

関連企業・店舗のご紹介

浜弥は「鰹節のプロ」という立場から近年様々な業態へとチャレンジしています。

 
鰹節のチカラやダシの可能性を信じているからこそ、新しい事にトライする勇気が湧いてくるというもの。 
そしてそれらを共有出来る多くの仲間が集まって、我々は今大きな夢に向かって取り組んでいます。 

株式会社リアルフレーバー

味だけではなく『香り』で食す。 
和食文化の継承 × 健康増進 の香りのイノベーション。

 

株式会社リアルフレーバーは老舗鰹節屋「浜弥鰹節」からスピンオフしたベンチャー企業です。 
 
「香り(フレーバー)は味に作用することはご存知の通りですが、香りが立てば薄味でも美味しくなり、「味覚に頼らない健康食生活」を香りのチカラにより実現していこうというコンセプトの取り組みを行っております。 
 

食堂 えそら

出汁にこだわる逸品や銘酒を楽しむ和食店。 
鰹節の旨味を活かして炊き上げる土鍋御飯は絶品!

 

お初天神近くに店を構える「食堂 えそら」。和食ならではの出汁を活かし、素材の味をとことん楽しめる逸品をコースでご用意。ご要望をいただければ、アラカルトでのご案内も可能です。 
 
美味しいものを食べて仲間と夢(絵空事)を語りあいながら過ごす。 
そんな素晴らしい時間を『食堂えそら』は演出します。

cafe & BAR paddle ~パドル~

誰かを連れてきたくなる。 
ふいに一人で寄りたくなる。 
 

大阪を代表する露天神社のすぐそばにある隠れ家的存在の「カフェ&バー パドル」 
ビルの同じ階には系列店の「食堂 えそら」もあり、お料理もお酒も同時に楽しめます。